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2023年2月11日朝刊The Guam Daily Postより抜粋、要約

木曜日の午後、グアム・インターナショナル・レースウェイのレーサー、バイカー、車やモータースポーツの愛好家、そして支持者が集まり、レース場の存続への支持を示すために、エンジンの大きな唸り声がITC交差点で鳴り響いた。ジーゴのレースウェイは、チャモロランドトラストコミッション(CLTC)の敷地内に建設されており、レースウェイの建設と運営を行っているグアムレーシング連盟(GRF)は、2月1日から30日間の間に、この土地を明け渡すよう、コミッションから言い渡された。午後4時半過ぎに交差点にデモ隊が見られたが、その日の午後にはもっと増えるだろうと、デモを企画したティナ・コンカーさんは語った。

 

ティナさんと家族は、10年前からレースウェイでドラッグレースの運営を手伝っている。「私の子供たちやティーンエイジャーの子供たちに、安全なレース場を提供したいのです」とティナさんは語る。取材に応じたデモ参加者の間では、安全なレース場が共通の懸念事項となっていた。

 

トリプルJエンタープライズの上級副社長であるジェイ・ジョーンズ氏は、レース場は、オフロードレースやマウンテンバイク、その他のアクティビティに参加する場所であったと述べ、その楽しさを強調した。レースウェイはコミュニティにとって重要な場所であり、将来の世代のために残しておきたいと述べた。

 

連盟を立ち退かせレース場を閉鎖しても、人々がレースから離れることはない、とジョーンズ氏は言う。「村や脇道や空き地で行われるようになるだけ。競馬場が閉鎖されれば、危険は増すばかりで、市民にとっては迷惑な話だ。島にとって、このサーキットは重要な役割を担っている。ドラッグレースがストリートからほとんど姿を消したのだから」と付け加えた。

 

ティナさんも、レース場を閉鎖することはストリートでレースをしてこい、と言うようなものだと感じているという。このレース場がオープンする前からストリートレースはあったのだから、ストリートレースが復活するのは間違いないと付け加えた。

 

この立ち退き通告には、何人かの議員も注目している。上院議員のウィリアム・パーキンソン氏は、立ち退きの理由を話し合う会議を招集。テレーズ・タラヘ議長は、4月まで予定されているイベントの開催を可能にするために、立ち退き通告を90日に修正できるかどうか検討するよう要請した。

 

名誉毀損に関する書簡
CLTCは、1月中旬にGRFに立ち退きの通知を出すことを決定。その理由は、レースウェイ建設に伴う整地ではなく、採石場や採掘場のような場所であること。レースウェイは石灰岩の上にあり、連盟はそれを整地して販売することができるが、リース契約によれば、採掘されたものの半分はCLTCに行くはずであった。

 

GRFのヘンリー・シンプソン会長はこのたび、デビッド・エレラ委員による「中傷的」で事実に反する発言の疑いについて、CLTCのジョン・レイズ委員長に手紙を出した。「他の虚偽の中で、デイビッド・エレラ氏は、許可され、認可されたグレーディング作業からの余剰資材がグアム・インターナショナル・レースウェイから盗まれていると虚偽の陳述と公表をしている」としている。エレラ氏は、GRFとレースウェイに関するCLTCへのすべての報告を知っており、彼は自分の中傷的な発言が誤りであることを知っていなければなならないと、シンプソン氏はその書簡で付け加えた。「目的が何であれ、エレラ氏の虚偽の中傷的な発言は、GRFとその役員および彼らの評判を傷つけ、損害を与えることを意図した悪質なものです」と、シンプソン氏は述べた。

 

競馬場での作業はすべて法的に許可されており、グレーディングはCLTCを含む政府によって認可されており、その作業に関連して2019年以降46万5000ドル以上が委員会に支払われていると、シンプソン氏は述べている。しかし、同連盟は2021年、グレーディングが委員会から承認された活動を超えたとされ、グレーディングを中止するよう言われた。シンプソン氏は以前、ポスト紙に対し、採掘のロイヤルティから過去25年間に300万ドル以上がCLTCに支払われてきたと語った。

 

シンプソン氏は、レイズ氏への手紙の中で、エレラ氏の中傷的な発言や最近のソーシャルメディアへの投稿の疑いについて、GRFの職員が現在どのような法的措置をとるべきか検討していると述べている。そして、エレラ氏がCLTCのために発言しているのか、それとも自分自身のために発言しているのかを教えてほしいと、CLTC議長に依頼した。

 


常態化していることも、
いつ何が起こるかわからないのですね。

何十年も運営されてきていきなり撤退してくれと言われても困りますね。あれだけの設備を整備するときには、さまざまな法規制をクリアしてスタートしただろうし…..、どうしてこんな事態になるのか不思議です。

 

記事内で指摘されたようにモータースポーツを愛する人が行き場を失うことになり、島内の交通安全の面での懸念があります。また、グアム・インターナショナル・レースウェイではさまざまなレースイベントも開催されてきたので、あの設備がなくなるとグアム島全体への影響も大きいでしょう。いずれにしても、両者が納得できる落とし所を探すことなく、一方的な結論ありきでは問題が放置されることになりそうですね。なんとか前向きに時間をかけて解決してほしいですね。

 

昨日の記事で「スキューバダイビング中のスピアなどの漁具の使用を禁止する公法35-78が2020年に成立し、グアムはこの行為を違法とした60以上の他の国、地域、州のリストに加わった」という内容を紹介しました。この法律について知らなかったのですが、世界や連邦の流れにとは別にグアムの特性や歴史を鑑みて時間をかけて検討し、独自の判断を積み重ねてほしいですね。

 

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