2023年4月21日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
グアムでは、外国人旅行者にCOVID-19の予防接種の証明書を提示することを義務付けることをやめ、旅行者数が少ないことを言い訳にするのではなく、きれいで白い砂浜など、観光客がこの島を訪れる理由を改善することを検討すべきである。これらは、木曜日にハイアットリージェンシーグアムで行われたグアムロータリークラブでの、グアム政府観光局(GVB)理事長のジョージ・チウ氏による観光を中心とした講演の中で、重要なポイントとして挙げられたもの。
日本は5月8日までにCOVID-19を通常のインフルエンザと同じレベルに再分類する予定、チウ氏は、グアムも観光客にとってより簡単で便利な旅行にする必要があると述べた。
電子税関申告書の導入が成功しても、
それだけでは不十分
「ワクチン接種の義務付けを廃止することです。米国市民であれば、米国に帰国する際、ワクチン接種の証明書を提示する必要はない。しかし、外国人であれば、必要です。これが、私が考えているです」とチウ氏は述べた。
さまざまな国が、住民や外国人観光客に対するCOVID-19の内部規制をすでにすべて撤廃し、観光を強化し、経済をパンデミック以前の状態に戻そうとしている。
船会社、貨物運送業者、卸売業者、スーパーマーケットは、連邦政府のパンデミック対策費のおかげで生き延びた。しかし、救援・復興資金は底をつきつつあり、観光業を強化するための政府の努力を地域社会が支えることが不可欠である、と彼は言う。グアムは現在、強力な軍事力を有していますが、経済は防衛産業だけに依存してはいけないとチウ氏は付け加えた。
「グアムの経済を良くするためには、観光業をパンデミック以前のレベルではなく、パンデミック以前のレベルを超えるようにする必要があります」とチウ氏は言う。グアムは、観光客が減少している理由を言い訳にするのではなく、グアムの最大の魅力である美しい白い砂浜、きれいな空気、きれいな海水、文化をさらに向上させることに集中すべきとチウ氏は述べ、ビーチや公園を清潔で安全に保つことは、グアムの競争力を維持する上で大きな意味を持つ、と彼は言う。
一緒に働く
チウ氏は、GVBと観光産業全体が直面している課題や障害は、努力と協力によって克服できると述べた。「GVBでは多くの論争が起きていますが、私の仕事は、論争が仕事の邪魔にならないようにすることです」とチウ氏は述べ、GVBの理事会と経営陣は、観光業の回復を続けるために協力する必要があることを指摘した。
タン・ホールディングスのチウ氏は、グアムの観光復興がどの程度進んでいるかを測る重要な指標として、到着者数だけでなく、アウトバウンド観光市場における公正なシェアを維持できているかどうかを挙げている。グアムは他のすべてのビーチデスティネーションと競合しているとし、「市場シェアを回復させる必要がある」と述べた。
出口調査
そして、グアムの観光復興を牽引してきた韓国人観光客を対象とした最新の出口調査の結果を紹介した。「信じられないかもしれませんが、彼らは空気が好きなんです、きれいな空気が好きなんです。私たちは外を歩くと、当たり前のようにそう思っています。夕日を見るのも、タモンビーチを歩くのも、私たちはここに住んでいるから当たり前のことなのです。大都市に住む人たちは、そんなことを感じないのです。カリフォルニアに行ったら、海を見てみてください。私たちのような青さはない。ハワイでも、ワイキキの海は青くない。ハワイのワイキキの海は青くない。夕日もきれいです」と。
チウ氏は出口調査でも示された、食事の質やアクティビティの制限といったマイナス面を認識することが重要であると述べた。「私たちは基本的に、自分たちの問題を認識し、それを解決するための戦略を立てる必要があります。もし、問題があることを認めず、「私たちは素晴らしい仕事をしている、今はずっと良くなっている」と自分たちを褒め続けるなら…私たちは長い道のりを歩むことになるのでしょう。まだまだ先は長いのです」と述べた。
アメリカの水際対策は現行の発表では5月11日まで、
「国家非常事態宣言」解除後の対応に注目です。
バイデン政権は2020年3月に発令した新型コロナウイルスに関する「国家非常事態宣言」を予定より早めて先月解除しました。これとは別にアメリカ入国の際の水際対策（アメリカ国籍、永住権保持者を除く18歳以上の外国籍の人は2回のワクチン接種証明の提示が必要）については5月11日までとなっています。この件については以前の朝刊でも言及したしたが、そろそろ何らかの発表があるのではと思います。このままでは自動的に現在の水際対策は5月11日をもって無効となります。もう20日ほどで動きが予想されることよりも今できることを薦めたいですね。
ランキンングにも一応参加し始めした。
コメントを残す